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ダイヤモンドの4C [◇◆宝石について]

◆ダイヤモンドの4C

ダイヤモンドの4CとはCut(カット=輝き)、Carat(カラット=重量)、Color(カラー=色)、Clarity(クラリティ=透明度)というダイヤモンドの4つの個性の頭文字をとって呼ばれているものです。
※4Cは、G.I.A.(米国宝石学会)の品質評価国際基準に基づくものです。

 

◆Cut(カット=輝き)

全体的な形のバランスと研磨の仕上げ状態のことで、Excellent、VeryGood、Fair、Poor ・・・ などの評価がされます。

なお、世界のダイヤモンドの8割以上がラウンド・ブリリアント・カットですが、エメラルド、オーバル、ハート、プリンセス、ペア、マーキーズ、ラウンド・ブリリアント、ラディアントのようなカットもあります。

カットは、カットは、ダイヤ本来の資質とは関係ない部分(カッティングは人により行われるため)ですが、ダイヤモンドの輝きに直接反映します。そこで、輝きを求めるのなら、カットグレードの良いダイヤを選択することが大切です。

基本的には、Good カット以上なら充分に美しいですが、美しい輝きを重視したいなら、エクセレントカットを選ぶと良いと思います。

これに対し、原石の評価を重視したいなら、カットグレードを落として、カラーやクラリティのグレードが高い石を選ぶと良いと思います。

なお、ダイヤモンドのカットには、総合評価(ProportionFinish)に加えて、カットバランスの対称性(シンメトリー)や滑らかさの研磨(ポリッシュ)があります。

これらが最高評価であるエクセレントである場合には、トリプルエクセ レント(3EX)と呼ばれています。






 


◆Carat(カラット=重量)



カラットは重さの単位で、1ct(カラット)=およそ0.2グラムです。ダイヤモンドのカットにより大きさは異なりますが、一般的なブリリアントカットの場合の大きさの目安は、0.1ct=3mm、1ct=6mm、3ct=9.3mm ・・・程度です。


同じグレードの場合、カラット数の大きいダイヤほど価格が高くなります。特に、ダイヤモンドの原石の多くが1カラット未満なので、1カラット以上のダイヤは価格が跳ね上がります


そのため、小粒のダイヤを集めて合計1カラットのジュエリーよりも、一粒石で1カラットのジュエリーの方が、価値が高くなります


なお、宝飾用ダイヤモンドの重量の多くは、0.05ct~1.0ctの間です。その中で0.20ct以下のダイヤモンドは、通常メレーと呼ばれています。

カットなどのデザインにもよりますが、日本人女性の場合は、0.35カラット前後のダイヤモンドを身に着けるとバランスよく見えると言われているようです。



カラット数と大きさの目安
カラット数(ct)
1.0
0.7
0.5
0.4
0.3
0.2
0.1
直径(mm)
6.0
5.5
5.0
4.5
4.0
3.5
3.0







 


◆Color(カラー=色)



ダイヤモンドのカラーは、無色や無色に近づくほど希少なので、高い評価を受けて価格が高くなります。

なお、カラーの美しい希少性のあるダイヤモンドは、特に「ファンシー・カラー」と呼ばれていて、無色系のものとは異なった価格設定がされます。カラーには、赤、ピンク、黄、緑、青、紫などの様々な色のものがあります。


カラーは、Dカラー(無色)から、アルファベット順に黄色味が出てきます。もっとも、Hカラー以上(D~H)であれば、素人にはほぼ見分けが付きません。

※GIA(米国宝石学会)が考案した4Cの評価システムができる以前は、ダイヤモンドのグレードは、A、B、Cとつけられていたようです。GIAでは以前のグレードと区別するため、評価をDから始めたそうです。



D~F:市場価格も、高価。

G~I :素人には、D~Fと同じ色に見える。

J~M:僅かな黄色のため、プライスダウン。お買い得のグレード。

M~Z:素人目にもわかる黄色のため、安価。

カラー(COLOR)
D・E・F
G・H・I・J
K・L・M
N~R
S~Z
無色
ほぼ無色
僅かな黄色味
非常に薄い黄色
薄い黄色











◆Clarity(クラリティ=透明度)




ダイヤモンド結晶の透明度を表し、専門家が、10倍に拡大して検査し、インクルージョン(包有鉱物)の有無、大きさ、位置、性質、数、色を総合的に判断して評価されます。

インクルージョンとは、ほとんどの宝石内部に含まれる極めて小さな天然の異物のことで、その種類や含有率は石によって異なります。

なお、宝石の価値としては、インクルージョンが少ないものほど高価となります。

クラリティーの評価は、FLを筆頭として、肉眼でインクルージョンが見えるまで11段階に分類されています。もっとも、同じグレードでも、インクルージョンのある位置や大きさは、石によって異なります。


インクルージョンが多い程、石の透明度が下がって光の反射による輝きが失われますが、これは石の個性とも言えます。通常、宝石の美しさを損なわない程度のインクルージョンは容認され、自然な鉱物として好まれることもあります。



Clarity(クラリティ)
F L
I F
VVS1
VVS2
VS1
VS2
SI1
SI2
I1 
I2 
I3 
10倍の拡大で無傷10倍の拡大で微小な表面の欠点10倍の拡大で発見困難な傷10倍の拡大で発見が多少困難な欠点10倍の拡大で発見容易、肉眼で発見困難な欠点肉眼で発見容易な欠点







FL= Flawless /IF= Internally Flawless/VVS= Very Very Slightly Included/VS= Very Slightly Included/SI= Slightly Included /I= Included




ほぼ無傷の完璧な石である最高級のFL(Flawless フローレス)は、指輪や宝飾品に加工されることはほとんどなく、コレクターズアイテムになることが多いようです。

人手に渡ると傷付いて価値が下がります


IF(Internally Flawless インターナリー・フローレス)は、高値で取引されているものの、入手困難の場合もあるようです。



婚約指輪として購入する場合は「VVS以上肉眼では傷は全く見えない)」が、普段使いで質の良い石が欲しい場合には「VS以上素人には傷は見えない)」が良いと言われています。










◆4Cのバランス と ダイヤモンドの価格



全てのダイヤモンドは、この4Cの異なる要素のコンビネーションで評価することが広く知られています。
一般的には 4Cでグレードが上がると、稀少性が高くなって価値が高いとされるようです。

次の商品から、婚約指輪の4Cのグレードと価格の関係がよくわかると思います。(ハイジュエラー、ブランド物ではありません。)

表示される婚約指輪は、お値段が約8万円~100万円以上まであります。いずれもほぼ同じ指輪に見えますが、それぞれの4Cのグレードの組み合わせに応じて 全く異なる価格となっています。

 
 
 
 
 
 





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