結納は、地域などによって異なり、大きく分けると関東式と関西式の2種類があります。ここでは、関東式の代表的な結納について記します。

◆関東式の代表的な結納について
関東の結納は、武家発祥の結納と言われ、素朴でシンプルです。

男性側・女性側の両家を同格とし、格式と数量がほぼ同じ結納品を、お互いに贈りあいます。よって、関東では「結納を取り交わす」と表現されています。

関東式の結納は、北海道、東北、関東地方全般、長野、新潟、静岡などの東日本で行われていることが多いようです。もっとも、高知県、沖縄県などでも行われているようです。(地域だけでなく、家庭によっても異なります)




◆関東式の代表的な結納品について
結納品を載せる白木の献上台(通常は1台)に、結納品を一列に並べて載せます。

結納品は、正式には9品目ですが、最近では5~7品目で行なわれる場合もあります。
また、女性側の結納品(男性側へ渡す品)は、一歩引いて2品目少なくする場合もあります。

どのランクにするかは、双方で話し合い同じような品物を選ぶ方がバランスがとれて良いと思います。結納品は、デパートのブライダルサロンなどでも取り揃えてありますし、相談だけでも気軽にできます。


お品は、「目録、長熨斗(ながのし)、金包、末広、友白髪(ともしらが)、子生婦(こんぶ)、寿留女(するめ)、勝男節(かつおぶし)、家内喜多留(やなぎだる)」の順番に右から並べます。(呼び名は地域で異なります)