◆結納返しとは
結納返し(「御袴料」)とは、先方から戴いた結納に対し、お礼の意味を込めてお返しすること。
結納返しでは、頂いた結納品よりも豪華な物を選んではいけません。なお、結納返しは、現金で行う場合と品物で行う場合とがあります。

また、結納金代わりに記念品を贈られたときは、それの半額程度の金額の記念品を贈ることが多いようです。


結納返しは、地方・家庭により随分異なるようですが、関東では「半返し」、関西では「1割返し」などと言われることが多いようです。もっとも、関西では、結納時ではなく嫁入り時に3分の1程度をおみやげとして持っていく慣わしがあったようです。

現在では、最初から女性の「結納返しは、なし」として、半返し分や、3分の1のおみやげ分を差し引いた結納金を、男性側が贈ることも多いようです。



◆結納返しの相場
現金の場合、東日本では結納金対して半分~3割前後(30~50万円前後)、西日本では結納金に対して2割以下(15~30万円前後)と、東日本より西日本の方が低いようです。

品物での結納返しは、全国的にみてもほぼ同じ程度で、約20万円前後のようです。

なお、金額についての正確な資料があるわけではないので、あくまで目安として考え、ご両家・仲人の方と相談して決めるのが良いようです。