筆跡診断で、何が分かり、どう利用できるのか

筆跡診断という言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか。筆跡診断は、筆跡鑑定と混同されることもあるようですが、両者はまったく異なるものです。（参考記事はこちら）

筆跡診断では、何がどのように診断されて、それをどう利用することができるかについて記します。

◆筆跡診断について
日本では、筆跡診断というのはあまりメジャーではありませんでしたが、ヨーロッパやアメリカでは古くから筆跡と心理学について深く研究されており、特にフランスでは筆跡診断士（グロフォログ）という職業も確立されています。一方、近年は日本でも筆跡と心理学の関係について徐々に研究が進められているようです。

そして、筆跡診断士協会では、筆跡診断について次のように説明されています。

・筆跡とは、人間の書くという行動の結果残された痕跡

・筆跡に表れた特徴は、書いた人の行動傾向の特徴

・この筆跡特徴と他の行動との対応の原理は、深層心理の考察による理論付けだけでなく、統計的データによっても裏付けられる

・筆跡から人物の行動傾向を知ることで、適所、長所・短所の把握・行動の改善など、さまざまな活用ができる。



◆具体的にどんなことがわかり、どう利用できるのか
つまり、筆跡診断によると、「人が書いた文字」からその人の性格・行動など様々なことが分かるそうです。そして、この筆跡診断を上手に利用することで、性格や運命も変えていけるとも考えられているようです。

例えば日常生活において、次から次へ間をおかずに行動するいわゆる「せっかちの人」は、字を書く時にも、文字と文字の間を密着させてどんどん書いていくそうです。これに対して、反対に「のんびり型の人」は、字間を広めに開けて書くのだそうです。

このように、筆跡特徴は、他の日常行動と必ず対応しており、行動傾向の特徴は、深層心理がもたらすものなのだそうです。そして、深層心理・性格が筆跡をつくるように、筆跡が性格を作っていくこともできると考えられているようです。

そこで、例えば「せっかちの人」が、少し「大人の落ち着き」のようなものを身に着けたい時は、字間を広げて書くようにしていくと良いようです。文字のクセがすぐには変わらないように、その人の持ち前の行動癖がすぐに変化することはないようですが、気をつけて文字を書いたりしていくうちに、自然と行動も伴ってくるのだそうです。

そして、「どのような筆跡にしたいか」ではなく、「どんな人生にしたいか（接客上手になりたい、異性にモテたい、甘え上手になりたい等）」に合わせて、筆跡を変えていくと良いようです。

このように筆跡診断は、文字の上手・下手ではなく、「書きグセ」を変えて性格・運気を変えていくことに利用できるようです。






＜参考書籍＞
筆跡診断―人の性格・行動・相性をズバリ解明 (広済堂ブックス)

Amazon.co.jp： 内容（「BOOK」データベースより） 筆跡診断とは、書かれた文字を心理学的に分析して、書いた人の性格や深層心理を解明しようというもの。本書によって筆跡診断の基本を理解してもらえば、相当程度、人の性格が読み取れるようになり、プライベートな対人関係や仕事の面で大変役に立つものと思う。 Amazon.co.jp：内容（「MARC」データベースより） 筆跡診断とはなにか? 成功する人たちやちょっとあぶない人たちの筆跡の特徴は? 筆跡を変えれば性格も変わるのか? 人間の深層心理がくっきりと浮かび上がる筆跡診断の基本を学ぶ。〈ソフトカバー〉

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