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結婚のすすめ-35歳独身限界説/勝間和代 [◇◆婚活について]

◆「誰でもできる」日本支配計画


メディアでもすっかりお馴染みの顔となった勝間和代さんは、以前、「勝間和代の『「誰でも出来る』日本支配計画」というWEB連載をされていました。

この連載の中で提唱された「結婚のすすめ-35歳独身限界説」は、それなりに話題となったので、ご存知の方も多いかもしれませんね。

現在、このWEB連載は終了し、「結婚のすすめ-35歳独身限界説」も読むことができないので、見逃した方のために抜粋して記しておきます。


なお、連載内容は、講談社から「チェンジメーカー」として出版されていますので、全文を知りたい方はそちらを読んでみてくださいね。








◆結婚のすすめー35歳独身限界説(抜粋)



なぜ結婚という制度があるのでしょう? 結婚をしたほうがいいのでしょうか? 未婚化、晩婚化が進んでいると言っても、まだ多数の人が、結婚をしています。そのことは、多くの人が結婚には、デメリットよりメリットの方が多いと考えている証拠かもしれません。

私は、離婚を2度していますが、結婚をしたこと自体は、全く後悔していません。今でも、結婚はしたほうがいいと思っています。

結婚のメリットは、かなり多いと私は考えています。一方、結婚しないことのデメリットは、35歳までは顕在化しません。結婚は楽しいことばかりではありませんが、独身でいるよりも、様々な経験をする機会があります。その経験の積み重ねの有無で、思考の幅に差が出てきてしまうのが、だいたい35歳ぐらいです。私はこれを勝手に「35歳独身限界説」と名づけています。

この35歳という年齢は、私の感覚的なもので、特別な根拠はないのですが、複数の企業経営者もこの説に賛同しています。自社の社員の中でも未婚者が増えていて、35歳を超えた未婚の社員には、仕事熱心というよりも「仕事へのしがみつき」が生じてきていて、以前は職場のエースだった社員も職場の化石になる、と嘆いている経営者が多くいます。もちろん35歳を超えた未婚者全員がそうなってしまうわけではありません。しかし、35歳を分岐点に、結婚という経験の有無が、人格形成に大きな影響を与えているということは、多くの人の実感にも合っているかと思います。


具体的には、結婚生活を継続する中での以下の3つが大きな成長につながるメリットとなります。

1. ワークライフバランスを考えざるを得ないことから、生産性が向上する

2. パートナーとともに暮らすことにより、他人との学び合いの機会を得る

3. 社会の多様性(ダイバーシティ)に対する理解が深まる



私自身は、20歳で結婚し、21歳で出産しました。結婚と出産をすると、夫婦円満な家庭生活と子育てのために、ワークライフバランスを考えざるを得なくなります。既婚者のほうが、生産性を向上しようと未婚者よりも努力します。

先ほどの「35歳独身限界説」に賛同してくれた経営者から、こんなエピソードを聞きました。何か業務を効率化しようとしても、「長時間労働をすればいいのだから、変更したくない」と35歳以上の未婚者が抵抗するというのです。既婚者の方が保守的なイメージがありがちですが、未婚者には生産性を向上するための変更に対して動機づけが働きません。そのため、実際の職場では未婚者が、変更で生じるリスクを懸念して保守化してしまうのです。長時間労働は晩婚化を招き、晩婚化の結果としてさらに長時間労働を続けてしまうという悪循環が起きている職場が、今の日本には山のようにあるはずです。




結婚をして、パートナーという自分とは違う他人と暮らすことで、相手から新しい考え方、生き方、行動のしかたを学ぶようになります。人は身近な人から最も大きな影響を受けます。パートナーはもっとも身近なコーチであり、先生なのです。パートナーと譲り合い、助け合うことで、他人と協業をするやり方を初歩から多く学ぶことができるのです。

社会には色々な考え方の人がいるということを頭で分かっていても、実感として理解することはなかなかできません。しかし、自分と違う環境に生まれた、違う価値観を持っているパートナーとの生活を維持するうちに、社会の多様性について、自分の問題として理解をできるようになります。




さらに、子どもが産まれて、自分たち自身がワーキングファーザー、ワーキングマザーになりますと、子育てをしながら働こうとしたときにぶつかるさまざまな壁に気づきますし、育児の中で地域コミュニティへの参加も否応なしに始まります。

私自身も、独力での子育てが難しかったため、地元保育園を始めとして、地域コミュニティへ参加するようになりました。そして、保育事情を理解するにつれて、子どもを巡る社会問題への関心が深まり、子どもたちの世代に継続できる日本を考えたいと思うようになりました。

結婚をし、子育てをしたことで、私は初めて、自分の子どもたちが受け継ぐ社会は、私たちの世代よりも、よりよいものであってほしい、と心底願えるようになりました。そして、今、私は、色々な社会活動に積極的に参加しているのです。



結婚をすることで、より広い総合的な視野を持てるようになる可能性は高くなります。



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