SSブログ
takebeIMGL3617_TP_V.jpg
 結納 ブログトップ
- | 次の5件

関東式の結納(北海道・東北・関東地方全般、新潟・静岡・高知・沖縄など) [ 結納]

結納は、地域などによって異なり、大きく分けると関東式と関西式の2種類があります。ここでは、関東式の代表的な結納について記します。

◆関東式の代表的な結納について
関東の結納は、武家発祥の結納と言われ、素朴でシンプルです。

男性側・女性側の両家を同格とし、格式と数量がほぼ同じ結納品を、お互いに贈りあいます。よって、関東では「結納を取り交わす」と表現されています。

関東式の結納は、北海道、東北、関東地方全般、長野、新潟、静岡などの東日本で行われていることが多いようです。もっとも、高知県、沖縄県などでも行われているようです。(地域だけでなく、家庭によっても異なります)




◆関東式の代表的な結納品について
結納品を載せる白木の献上台(通常は1台)に、結納品を一列に並べて載せます。

結納品は、正式には9品目ですが、最近では5~7品目で行なわれる場合もあります。
また、女性側の結納品(男性側へ渡す品)は、一歩引いて2品目少なくする場合もあります。

どのランクにするかは、双方で話し合い同じような品物を選ぶ方がバランスがとれて良いと思います。結納品は、デパートのブライダルサロンなどでも取り揃えてありますし、相談だけでも気軽にできます。


お品は、「目録、長熨斗(ながのし)、金包、末広、友白髪(ともしらが)、子生婦(こんぶ)、寿留女(するめ)、勝男節(かつおぶし)、家内喜多留(やなぎだる)」の順番に右から並べます。(呼び名は地域で異なります)






nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:恋愛・結婚

結納の日取りと六輝 [ 結納]

◆結納の日取り
婚礼などの慶事は、昔から「大安」が良いとされ、次に友引・先勝が選ばれてきたようです。一方、先負・赤口・特に仏滅は、「凶日」として避けられてきたようです。

けれども、最近では、せいぜい仏滅を避けるくらいで、出席者の都合の良い日を選ぶことが多いようです。(結婚式は吉日を選ぶ方が多いようです。)

時間帯は、「日の出」のごとく両家の繁栄を祈るという意味で午前中が良いようです。また、午後の場合でも、なるべく早めの時間帯とし、遅くとも午後3時頃には終えるようにしたほうが良いようです。



◆六輝(六曜)表  
六輝=古代中国の陰陽五行説に基いて吉凶を占う基準となる六つの日で、日本に伝来されて以降、現在でも冠婚葬祭では、六輝を目安に日取りを決めることが多いようです。「先勝」、「友引」、「先負」、「仏滅」、「大安」、「赤口」の順にめぐり、旧暦の月ごとに割り当てが決まっています。

六曜とも言いますが、七曜(月、火、・・・などの曜日)と混同を避けるために明治以後に六輝という名が作られたようです。



大安 (たいあん/大いに安し)
終日、全てが穏やかに運ぶ大吉日。結婚式、移転、建築の建前などの日として選ばれる。


友引 (ともびき)
もともとは、勝負がつかない日という意味。昼のみ凶。午前中、夕方と夜は吉。
葬式は「友を引く」ので避けます(火葬場も休日)が、慶事(お祝い事)は吉。


先勝 (せんしょう/先んずれば勝つ)
急いで準備せよという意味。 午前は吉で、午後が凶。


先負 (せんぶ/先んずれば負け)
平静で控えめにして勝負事や急用は避けるべき日。午前は凶だが、午後は吉。


赤口 (しゃっこう)
鬼神の赤口神が人々を悩ます日。正午前後のみ吉で、午前・午後は凶。
新規の事はもちろん、何事をするのも忌むべき日。


仏滅 (ぶつめつ/仏も滅する)
六曜の中で最も凶の日。特に、婚礼などのは忌む。


「還暦」に赤いちゃんちゃんこはなぜ? 冠婚葬祭と陰陽五行の謎 (講談社プラスアルファ新書) 現代に息づく陰陽五行 陰陽道の本―日本史の闇を貫く秘儀・占術の系譜 (NEW SIGHT MOOK Books Esoterica 6)
 

nice!(5)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:恋愛・結婚

結納のスタイル [ 結納]

◆伝統的な正式(本式)の結納
古くからの伝統的な形式です。
仲人が使者となって両家を往復して、結納品やお返しなどを仲介します。この場合、結納場所は両家の自宅になります。
もっとも、現在、正式の結納をする方が少なくなっているようです。



◆一般的な略式の結納
男性・女性の一方側の家、ホテル、レストラン、料亭などに両家と仲人が集まって、結納品を取り交わして婚約指輪のお披露目などをし、お食事をします。

現在は、この略式結納で、かつ仲人を立てないで両家のみで行われる場合が多いようです。

ホテルなどでは「結納パック」などのパックプランが用意されていることも多く、介添えのスタッフが進行のアシストなども行ってくれますので、安心してまかせられます。



◆現代の自由な結納
特に、形式にとらわれずに両家・本人同士の意向で行われます。両家がホテル、レストラン、料亭などに集まり、記念品の交換をしたりお食事会をする方が多いようです。

略式結納との違いは、結納品、結納金の取り交わしがないことです。



関連記事
婚約(婚姻予約)
婚約について
 婚約とは
 婚約したら、結婚しなければならないのか

結納
 結納とは




これ1冊で結納と結婚のしきたりがわかる本 (実用BEST BOOKS) 両親・本人 結婚の段取りとしきたりがわかる本 頼まれ仲人のすべてがわかる本―結納からスピーチまで









nice!(8)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:恋愛・結婚

結納とは [ 結納]

◆結納の始まり
日本書紀によると、およそ1400年前に仁徳天皇の皇太子が妃となる黒媛へ納菜を贈られたらしく、これが現在の結納にあたるそうです。なお、もともとは中国の婚礼制度に由来があるようです。

結納の作法は、室町時代に小笠原家などによって整えられたようです。もっとも、当時は公家・武家の間でのみで行われ、庶民は結婚式の習慣もなかったそうです。

江戸時代頃、裕福な商家では結納・結婚式が行われたようですが、庶民が結納を行うようになったのは明治時代になってからだそうです。



◆結納とは
結納=ユイノモノ。家と家との新しく姻戚関係を結ぶために、共同で酒と肴とを飲食することを意味する。

<昔>
結納の日に、新郎が仲人や両親などを伴って新婦の家を訪問し、酒をくみかわすことで婚約が成立していたそうです。


<現在>
この酒や肴が花嫁衣裳などの反物に変化した後、現在では小袖料や帯料などの金銭などを納めることが中心となっています。
現在の結納とは、婚約成立の証として男性側から女性側へ結納品(金品も含む)を渡し、また女性側から返礼することと考えて良いと思います。なお、結納の交わし方は、地域・家などによって異なります



◆結納と婚約の関係
結納は、正式な婚約(婚姻予約)の証となります。よって、この結納の後に、正当な理由もなく一方的に婚約を解消することはできません。


関連記事
婚約(婚姻予約)
婚約について
 婚約とは
 婚約したら、結婚しなければならないのか


結納・結婚しきたり事典 (実用BEST BOOKS) 結納・結婚のしきたり 絵で見る結納のマナー全科 (NEW LIFE)












nice!(5)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:恋愛・結婚
- | 次の5件  結納 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。